小学校6年生の主人公が、日常の中で出会ったほんの小さな非日常を、戸惑いつつ、期待と迷いを積み重ねながら心の階段を登っていきます。
本当の友達とはなんだろう、と自分の気持ちに問いかけ、向き合っていく様子が丁寧に紡がれていて、胸に沁みます。
登場人物も一人一人を大切に描かれ、田村理江さんの想いがたくさん詰まっていることが感じられます。
主人公の年の離れたお友達が住んでいる木組の家の佇まいが美しく、新たに親しくなったお友達のファッションも素敵です。
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画家で絵本作家 北見葉胡のブログです。