絵本「なつねこ」(かんのゆうこ作:講談社刊)の事。

| 2011年4月29日金曜日
この絵本は「四季ねこ」(作:かんのゆうこ)シリーズとして
4冊様々な画家さんで刊行されます。

「ふゆねこ」(絵:こみねゆら)
「はるねこ」(絵:松成真理子)以上既刊。
「なつねこ」(絵:北見葉胡)6月出版予定
「あきねこ」(絵:たなか鮎子)今秋出版予定


「ふゆねこ」はせつないけれど、心がふんわり温かい気持ちになるお話。こみねゆらさんの描く、いじらしい少女や凛としたねこの様子がとても美しい☆

「はるねこ」は、春の優しい空気感に包まれた愛らしいお話
松成真理子さんの描く、うぐいす色のはるねこが個性的で特に大きな目が可愛いい☆

たなか鮎子さんの描く「あきねこ」も今から楽しみ♪


最初「北見さんには『なつねこ』をお願いします」と言われ、
私の絵は少し暗めなので秋か冬かなと思っていたので
以外な感じを受けたのですが、おはなしを読んで納得。
そこには夕暮れから夜にかけての
幻想的な世界が広がっていたのでした。
かんのゆうこさんの透明感のある文章は静かで美しく、
言葉をひとつとつ選びながら紡いでいらっしゃる様子が
ひしひしと伝わってきます。

風鈴の音色に聞き入る主人公なみこちゃん(原画の一部)