マッチ箱のカーニャ(北見葉胡:作・絵)

| 2011年12月4日日曜日
昨日、月刊「MOE」が発売されました。
その中の描きおろし絵本ページに「マッチ箱のカーニャ」を描かせていただきました。
絵がだんだんごちゃごちゃしてくるのできちんと見えるか心配でしたが、以外とくっきり・・
主人公の他、小さな脇役たちにも心を傾けていただけると嬉しいです。

巻頭特集は「ムーミン」。
新年号なのでムーミンダイアリー付、これがすご〜く可愛いい♪

下絵:扉絵
北見葉胡公式サイト

月刊MOE

| 2011年11月4日金曜日
昨日発売の月刊MOE「今月の展覧会」に安曇野絵本館原画展告知とインタビュー記事を載せていただきました。インタビュアーの柴田こずえさんが、私のもたもた取り留めのない話を、美しい文章にまとめて下さってて凄いなあと思いました。

巻頭大特集はスージー・ズーです。かわいい☆↓表紙

詩とファンタジー

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「詩とファンタジー」(かまくら春秋社刊)の中で、群ようこさんの「ネコの茶太郎」に絵を描かせていただきました。
ちなみに群ようこさんの「かもめ食堂」、大好きで何回も観た私♪

↓「ネコの茶太郎」挿絵の中の一枚。
茶太郎ちゃんは、顔がでかく声も悪い体重8キロの猫。

アンソロジー

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「女の子の心をはぐくむ名作」(立原えりか著:ナツメ社刊)の中で「豆の上にねたおひめさま」(アンデルセン作)の絵を描かせていただきました。↓表紙
↓「豆の上にねたおひめさま」挿絵の中の一枚
自分は姫だと訴えるすぶぬれの少女(右)を怪訝に思う王女(左)
そして「心を育てる科学のおはなし人物伝101」(講談社刊)の中で「ガリレオ」(間所ひさこ:訳)の絵を描かせていただきました。
↓表紙
↓「ガリレオ」挿絵の中の一枚
子どもの時のガリレオ、幼い頃から勉強家なのでした。

現在開催中、安曇野絵本館のこと。

| 2011年10月28日金曜日
展示品の画材は、普段使っているものです。
とはいえ・・ぼろっちい・・もっと立派なの使ってればよかった・・・・(´〜`) 。

私が会場にいないので、代わりに絵本やポストカード、版画など購入下った方にサインをしたカードを差し上げていただくことになっています。「マッチ箱のカーニャ」のスタンプを創ったのでそれも押してみました。こんな感じ↓

安曇野絵本館

| 2011年10月15日土曜日
安曇野絵本館の絵本原画展詳細を展覧会・イベント情報にアップしました。絵本館のプロフィールに

大人になってしまった人達が「かつて子どもだった」ことを再認識する場として、静かで落ちつける空間を提供したいと創られました・・

とあって、コンセプトが素晴らしいと思いました。
会期中時間がとれたらゆっくりお茶を飲みに行きたいなあ
(お茶付きなのです♪)。

でもって実際にマッチ箱で寝てみたカーニャ

「マッチ箱のカーニャ」

| 2011年10月14日金曜日
来週〆切なのは月刊MOE綴じ込み絵本(自作)。
このお話、ストーリーが展開するにつれて絵がごちゃごちゃしてくるので、小さな生き物たちがちゃんと見えるか不安になり編集者さんに「虫眼鏡で見て下さいって文章入れましょうか」と思わず本気で言ってしまった。※12月3日発売(1月号)掲載予定


↓マッチ箱で寝てみたいなあと思った主人公カーニャ(原画の一部
北見葉胡公式サイト

2つの絵本原画展。

| 2011年9月23日金曜日
青山ブックセンターの原画展は10月19日まで開催しています。お近くにいらした際はお立ち寄りいただけると嬉しいです。
DMをご希望の方はメールからお申し込みください。

又2011年10月27日~2012年2月27日まで安曇野絵本館で原画展をすることになりました。サイトはこちら
寒い季節に入りますが、こちらも会期は長いのでよろしければ・・。
詳細は追ってご案内いたします。

アプリリリース

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クリエイターによる震災支援「アートブックアプリArt Tails」が発売されました。
えと、iPhone、iPad、iPod touchでダウンロード可能。サンプル版をご覧いただいた後、85円のご寄付で全作品を閲覧、壁紙に設定できます。
アプリの収益は全額東日本大震災・復興関連団体に寄付されます。
詳細は以下のウエブサイトをご覧ください
http://www.arttails.org/
アプリ購入は以下から
http://www.arttails.org/app-vol/app-vol1.html
作家さんはどんどん増えていくそうです。
見ているだけで楽しい〜〜

ちなみに私のはこれ↓。他の作品も順次入れていただく予定。
作品タイトル:万能浄化装置

四季ねこえほん原画展(於:青山ブックセンター)

| 2011年9月10日土曜日
青山ブックセンター本店内ギャラリーで、
9月21日(水)〜10月19日(水)
(10:00~22:00、最終日は19:00まで)

「はるねこ」(絵:松成真理子)
「なつねこ」(絵:北見葉胡)
「あきねこ」(絵:たなか鮎子)
「ふゆねこ」(絵:こみねゆら)
の絵本原画を各6点づつ展示します(サイトはこちら)。

私も他の画家さんの原画を見られるのが楽しみ♪
「なつねこ」の原画、編集者さんとさんざん悩んで選びましたが6点に絞るのって大変。それでも7点まで絞って最後、全体のバランスで原画展に入らなかったページ↓

全国署名

| 2011年9月7日水曜日
昨日ニュースで大江健三郎さんがお話しているの見ました。
原発の新規計画中止と既存原発の計画的廃炉、自然エネルギーを中心に据えた政策転換などを求めて衆参両議長と首相に、署名を提出するとの事。署名は子どもも参加できるそうです。

他呼びかけ人は内藤克人さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、坂本龍一さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、辻井喬さん、鶴見俊輔さん。
署名用紙はホームページ
「さようなら原発 1000万人アクション」
から入手できます→サイトはこちら
問い合わせは原水禁(03-5289-8224)

私も早速ダウンロード
とてもわかりやすくてシンプルな署名用紙。
さすが、文章を書かれるプロの方は違うなあと、そこで感心。

皆が安心して暮らせる未来になるといいな。

古今東西 あこがれの お姫さま物語(講談社刊)

| 2011年8月31日水曜日

様々な国のお姫様のお話を集めた一冊(23編でした。)
お話それぞれ異なる画家さんで描かれています。
おひめさまのお話ってたくさんあるのだと再認識しました。

私は「12人の踊るおひめさま」
(グリム作:池田香代子訳)を描きました。
以下の絵はタイトルページのイラスト。
なんとか12人入れたくて・・・・。
夜中じゅう踊り続け、疲れてだらけているお姫様たち↓
北見葉胡公式サイト

相模女子短期大学へ

| 2011年7月27日水曜日
グラフィックデザインの授業にゲスト講師として行ってきました。
この大学は幼稚園から大学までひとつの敷地内にあって緑が多く雰囲気がゆったりしていてとても素敵。
学生も真面目で、私などの話を一生懸命聞いてくれて、とっても可愛いのでした。

そこで持って行った原画に対する感想を聞きながら、私は大きなヒントをもらいました。ちょうど、今描いてる絵本で色々悩み試行錯誤していたのですが、すとんと方向性が見えたのです。出来上がったらお礼のお手紙と共にお送りしようと思いました。

以下、物語と全く関係ない途中の絵のほんの一部

「なつねこ」が刊行されました。

| 2011年6月23日木曜日

絵本「なつねこ」(かんのゆうこ作:講談社刊)

夏の夕暮れ、風鈴の音色が大好きななみこちゃんは、庭に訪れた小さな妹猫に誘われて、風鈴工房を訪ねました。そこで風鈴職人をしている兄なつねこから風鈴の音色の秘密を教わります・・・美しくて不思議なひと夏の物語。

風鈴の音色の秘密がとても神秘的で、今もどこかでこの情景が繰り広げられているかもしれないと想うとドキドキします。私も見てみたいなあ・・・・

「なつねこ」が原画展会期に間に合ったので、
今週日曜日、3時から会場に行って、簡単なブックトークとサインをさせていただけたらと思っています。
(原画展詳細はサイトのイベント情報をご覧ください)

東日本大震災

| 2011年6月11日土曜日
東日本大震災から3ヶ月。

本当に微力ですが、自分にできることを、
可能な範囲で続けていきたいと思っています。

この原画展もそのひとつですが、
他の復興プロジェクトからもお誘いいただいたので
参加したいと思っています。

被災地の復旧は遅々として進んでいません。
一日も早い復旧復興を心からお祈りいたします。

開催中原画展の事。

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私はサインをするのが苦手です。
絵がうまく描けないからなのですが、画家が絵を入れないのは申し訳ない気もして・・ましてや字はもっと自信ない訳だし・・
なので普段は頼まれるとかサイン入りのご本をいただいたお返しなど余程のことがないと描きません。
でもって、このたびは「サイン会」。
余程のことです 。
しかも明日です。
れ・・・練習しなくちゃ・・・・(-_-;)

※DMですが今回千葉ということで、あまりお出ししておらず・・
もし届いてないけど行きますという方いらっしゃいましたら、
速攻送りますのでおっしゃってください。

私は趣味でスタンプを作ってます。
会期中私のスタンプを使ったカードも作れます。
たとえばこんなの↓










絵本「なつねこ」のこと

| 2011年6月4日土曜日
色校正が終わりました。
今回、初校正で全体に「色が強い」と思い、少し押さえた色で再校正を出してもらうと、これが「夏」らしくないのですね。春のようなぼんやりした感じになってしまう・・・
今回は「夏」を感じてもらわなくてはならないのだと反省し、ほとんどのページを初校に戻すという珍しい事態に・・
比べてみて気付くこともあるのですね。

↓もわ〜っと暑く植物が伸び放題の夕暮れ


原画展

| 2011年5月11日水曜日
6月9日〜26日、千葉県、柏駅にある「ハックルベリーブックス」で原画展を開催いたします(5月予定が6月に変更されました)。

展示内容は「グリム絵本シリーズ」「安房直子コレクション」「ヒットラーのむすめ」「月の上のガラスの町」。
書籍の他ポストカードや版画、複製画を販売します。
収益の一部を東日本大震災義援金に寄付いたします。)

私は12、18日のサイン会に在廊予定です。
22日「はるねこ」が刊行予定なので、最終日頃伺って
「なつねこ」にもサインしたいなあと思ってます。
詳細はサイトの展覧会情報にアップしました。
DMをご希望の方はメールでお申し込み下さいませ。

お店に時々ふくろうのフーちゃんが来ます。
この子がもう死ぬほど可愛いくて癒されます。
北見葉胡公式サイト

絵本「なつねこ」(かんのゆうこ作:講談社刊)の事。

| 2011年4月29日金曜日
この絵本は「四季ねこ」(作:かんのゆうこ)シリーズとして
4冊様々な画家さんで刊行されます。

「ふゆねこ」(絵:こみねゆら)
「はるねこ」(絵:松成真理子)以上既刊。
「なつねこ」(絵:北見葉胡)6月出版予定
「あきねこ」(絵:たなか鮎子)今秋出版予定


「ふゆねこ」はせつないけれど、心がふんわり温かい気持ちになるお話。こみねゆらさんの描く、いじらしい少女や凛としたねこの様子がとても美しい☆

「はるねこ」は、春の優しい空気感に包まれた愛らしいお話
松成真理子さんの描く、うぐいす色のはるねこが個性的で特に大きな目が可愛いい☆

たなか鮎子さんの描く「あきねこ」も今から楽しみ♪


最初「北見さんには『なつねこ』をお願いします」と言われ、
私の絵は少し暗めなので秋か冬かなと思っていたので
以外な感じを受けたのですが、おはなしを読んで納得。
そこには夕暮れから夜にかけての
幻想的な世界が広がっていたのでした。
かんのゆうこさんの透明感のある文章は静かで美しく、
言葉をひとつとつ選びながら紡いでいらっしゃる様子が
ひしひしと伝わってきます。

風鈴の音色に聞き入る主人公なみこちゃん(原画の一部)

次の絵本「なつねこ」(かんのゆうこ作:講談社刊)

| 2011年4月21日木曜日
今日、6月出版予定の絵本「なつねこ」の原画が出来上がり、編集者さんに渡しました。ぎりぎりの攻防でした。間に合ってよかった。
この絵本のことは、又追って詳しくお話したいと思います。
上絵:「なつねこ」の中の絵(一部)

北見葉胡公式サイト

ピアチェーレ 風の歌声

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昨年表紙を描かせていただいた、にしがきようこさんの児童書籍「ピアチェーレ 風の歌声」が第21回椋鳩十賞を受賞しました。
この作品はそもそも新人賞受賞作品を書籍化したものなので、にしがきようこさんにとってデビュー作です。

デビュー作で受賞なんて凄い!!

暗いニュースが続く中、私にとって嬉しい出来事でした。
心からお祝いいたします。

東日本大震災

| 2011年3月27日日曜日
私のブログを見たかんのゆうこさんから、
You Tubeの動画メールが届きました。

台湾の方々の温かい手、手、手・・・・


You Tubeは他にも様々な応援メッセージで溢れ、
震災の復興を世界中の人々が祈り見守っていました。

一日も早く一人でも多くの方に
穏やかな日常が戻りますように。

原発

| 2011年3月20日日曜日
福島原子力発電所内で命をかけて
わたしたちを守るため作業されている全ての方々に
敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に申し訳ありません。
本当に本当にありがとうございます。
どうかどうかこの先も危険の及ぶことが有りませんように、
心からお祈りいたします。

東日本大震災

| 2011年3月18日金曜日
地震直後から日々伝わる悲惨な情況に言葉もありません。
餓死や凍死をしている方もいらっしゃるようです。
自分に何ができるのか戸惑うばかりです。
とにかく微力でも義援金を振込みました。
あとは献血と節電。

日本中の人たちが、世界中の人たちが応援しています!

東北地方太平洋沖地震

| 2011年3月12日土曜日
東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方、被災された方、
本当に本当に辛い事です。
謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。
一日も早く一人でも多くの方が、
日常の生活を取り戻す事ができますように
心からお祈りいたします。

ホームページ復旧!

| 2011年2月23日水曜日
先ほどサイトが復旧しました。
壊れてしまったトップページを作り直し、元のページをリンクしただけなのですが、それをインターネット上に載せるのが大変。
結局できなくて、高田美苗さんにご相談。そしたらあっという間にアップ下さり、高田さんて実は魔法使いだったのだ!と確信しました。
ちなみにこちらが高田美苗さんのサイト←レベルが違う(-_-;) 。
私のサイトも少しずつリニューアルしていきたいです。

ホームページ崩壊(; - ;)

| 2011年2月20日日曜日
綱渡りでなんとか更新していたホームページがとうとう崩壊?!。
ブログはまともに機能してますので、しばらくブログのみで更新していきます。
画像がないと寂しいので以下、ラプンツェルの魔女。
肩に乗ってるのはフクロウ。
魔女になついているのです…
と暢気なこと言ってる場合じゃない……

絵本「ラプンツェル」のこと

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どんどん寝る時間がずれて今は4時くらい (´〜`)  。
起きているタイムリミットは夜が明けないこと。
今の季節はいつまでも暗いので、この目標をかろうじて達成。
雀とか鶏とか鳴き始める夏までに、なんとか3時を目指したいのですが…。

「ラプンツェル」の色校正がほぼ終わりました。今回は色よりも飾り罫で難航してしまってデザイナーの丸尾さんにお手数おかけしました。でもおかげで素晴らしい飾り罫!
以下魔女が塔を登っていくところの絵(一部)
アールデコっぽい飾り罫を創られたのが丸尾さん。
※21日からの展覧会DMをご希望の方にお送りしていますが、
もしまだ届かないという方いらっしゃいましたらご連絡くださいませ。

展示

| 2011年2月2日水曜日
ピンポイントギャラリーでグループ展に参加します。テーマがグリムだったので、迷わず「ヘンゼルとグレーテル」を選択。一昨年出版した絵本「ヘンゼルとグレーテル」で描いたお菓子の家が気に入っていて、もう一度描きたかったから。
よ〜く見ると、グレーテルが持っているお人形がお菓子を握っている。「人形も思わず手が出る美味しい美味しいお菓子の家ですよ。」ドアの向こうで魔女の声が・・・・

児童劇団ちらし

| 2011年1月17日月曜日
新百合子どもミュージカル10周年記念公演「しあわせの青い鳥」のちらしを描かせていただきました。
小さな子がたくさん出演するので、観に行くのが楽しみ☆

このミュージカルは、メーテルリンクの「青い鳥」が原案ですが「青い鳥」のお話って、幸せの青い鳥は家にいた・・というラストかと思ったら違った・・・f-_-;  。
もっと深いのですね。
幸せは自分の力で生み出していくものというメッセージを感じました。

絵本「ラプンツェル」(那須田淳訳、岩崎書店刊)

| 2011年1月1日土曜日
3月にグリムシリーズ第4段「ラプンツェル」を出版します。
このお話は「恐ろしいおはなし」と思い込んでましたが、
読んでみると、魔女の溺愛ぶりが恐ろしいというより切なく感じました。とても面白かった。

今まで、この物語を元にした画家さんの絵を時々見かけましたが
その気持ちが理解できる独特な世界、
一度は描いてみたくなるおはなしなのでした。

下絵:王子と結婚の約束をするラプンツェル(ほぼ完成)
   完成した絵と比べると間違い探しができる(物が色々増殖)
※喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきました。