「ピアチェーレ 風の歌声」

| 2010年7月8日木曜日
「ピアチェーレ 風の歌声」(にしがきようこ作、小峰書店刊)の見本が出来上がってきました。
このお話は第8回長編児童文学新人賞を受賞した作品です。
複雑な家庭環境の中で、様々な想いを抱きながら暮らす主人公嘉穂ちゃん。言葉を閉ざし心を閉ざし努めて平静に生きる中学一年生の嘉穂ちゃん。その様子が健気でいじらしく抱きしめたい気持ちになります。
でもそんな嘉穂ちゃんが声を歌にのせていくことで、気持ちを少しずつ解放していきます。
最後は美しく爽やかな読後感で、読みながらじんわりと嬉しさがこみ上げてきました。
声を創っていく様子(声楽)があまりにリアルだったので、当然にしがきさんは「歌を歌う」方なのかと思ったら全く歌いませんとのことでびっくり!それなのにこの臨場感!凄いなあと思いました。